AIを活用したお客様案内端末へのアクセス案内動画サービスの 提供を開始

株式会社ブイテック研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役:海老根 義人、以下「ブイテック」)の提供する360°動画に関する最新技術を活用したアクセス案内動画サービスが、南海電気鉄道株式会社(社長:遠北 光彦、以下、「南海電鉄」)と近畿日本鉄道株式会社(本社:大阪府大阪市天王寺区 代表取締役社長:都司 尚 以下「近鉄」)の共通ターミナル駅「難波」におけるお客様案内端末において採用されました。

今回のサービス採用は、近鉄と南海電鉄を含む鉄道7社による共同実証実験の一部での活用となります。実証実験は、より安全・安心な駅環境をお客様に提供していくための非対面・非接触でのお客様案内や、AIによる案内の認知度向上、実証結果の共有による更なる機能向上を目的とした取り組みとして、2021年7月7日(水)から開始されます。
実証実験において、近鉄と南海電鉄による共通ターミナル駅「難波」での相互に連携したお客様案内の実施にあたり、お客様からのお問い合わせが多い「南海難波駅」と「近鉄大阪難波駅」間のルートや両駅を起点とした主要目的地までのルート案内にブイテックが提供する高速動画技術を活用いただきます。

ブイテックは、東京大学 大学院情報理工学系研究科 電子情報学専攻 相澤清晴研究室と共同開発したブレ補正技術、経路映像合成技術といった360度動画の最新技術を活用したサービス開発に取り組んでいます。今回のお客様案内においては、歩く速度の10倍程度まで高速再生しながら、ブレの無いスムーズな動画再生を実現することで、5分の道のりを30秒程度の直感的な映像で手軽に確認し、乗り換えや駅での移動における不安を解消いただけます。また、現在開発を進めている技術の実装により、スマートフォンなどの位置情報機能と組み合わせることで、特定のルートに限定せず、現在地から目的地までの動画を自動で合成して再生するサービスの提供を予定しており、移動における安心を提供するサービス開発を進めてまいります。

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